2011年11月23日水曜日

6.マスト

ここも思案の為所です。

まず考えるのは、曲がるマストか曲がらないマストか?です。
結論から言えば曲がらないマストを採用しました。

私なりの考察 『曲がるマスト』
曲がる利点は、セールシェイプを作りやすいことと考える。
(そのためにはセールもきちんと作りこまれている必要がある。)
曲げ具合によってドラフト量を調整し、またブローなどに対して適度にサイドベンドさせてうまく逃がすようなチューニングを施すことが可能なのが利点である。
 はたして、そこまできちんとセールを作りこめるのか? 高々1m弱のマストにそのようなチューニングが可能か??
CLASS3ぐらいになればやりがいもあろうが、CLASS1の短いマストではチューニングは難しいと考えました。
参考までに、大きな釣り具店にてグラスファイバーのテーパー付き中実ロッドが売られています。自作釣り竿の素材で、2m以上あって、1万円前後でした。カーボンもあります。

私なりの考察 『曲がらないマスト』
曲がらない利点は、製作面でのメリット。素材の入手も容易。
また、ウィングセールっぽいものを狙いたかったので、しっかりと径があってまっすぐのマストにしました。



外径10mmのアルミパイプにて製作。
マストは5°後傾。見た目で決定。
ブームも5°跳ね上げ。ブームを引き込んだ時にアウトホール(メインのタック)を後ろへ引っ張りたかったので跳ね上げた。数字はマストの後傾角度に合わせた。

マストステップとグースネック。
ラジコンの部品を多用しました。あり合わせの部品にしては上出来。
アルミ丸パイプとL字アングルはホームセンターにて購入。
その他はラジコン部品。
一番下のマストステップはタミヤのRCのストック部品から。
マスト×ステップ、マスト×ブームの接合部(グースネック)は京商のボールエンド6.8mm。
ねじは一般だが、M3のナイロンナットなどラジコン屋で入手。

このままではマスト×ステップに余裕がありすぎてマストが回転してしまうので、回転止めを施す。
アルミ針金を細工して隙間に埋めました。


マストトップ。
パイプに上から刺さっているのは同じく京商のボールエンド6.8mmのオフセットタイプ。大きい穴はメンハリ用…要するにセールを吊っておくヒモかけの穴として使う。
その前の小さい穴はフォアステー用の穴。 
マストに直角に貫通しているのはサイドステー取り付け用兼ボールエンド固定ボルト。



マスト立てた状態
フォアステーとサイドステーの3点支持です。
(後ろ1本は撮影用にブームを吊っています。)


マストトップ
サイドステー用にマストタングを付けたが、オーバークオリティですね。
サイドステーは釣り糸の「Daiwa棚センサーブライトα 12号」を2重にして使用。
この糸はシリコンコーティングされていてとにかく滑る。
フォアステーは同じく釣り糸の「GALISイソハンター 40号」です。220lbの強度…100kg?!
扱いやすいのでサイドステーもフォアステーと同じものに交換予定。


フォアステー取り付け部
サイドステーは固定でフォアステーでテンション上げます。
バウのアイを通してフックに引っかけます。輪っかの結び目でテンションをかけるのですが、糸はどんどん伸びていく…
アイからフックの間でうまくテンショナーみたいなものを作れないか考察中です。


サイドステー取り付け部
釣りに使われるスナップを使用。荷重50kgまで耐えられるようです。
リアホイールはこのように取り付けています。

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